石巻追想(14) カレーは作りません
炊き出し班のリーダーから、一言。
毎日工夫してメニューを決めているのだと思いますが、どうしても避難所の食事は「カレー」が増えてしまうのだそうです。そうした声を聞いて、少なくとも自分たちはもうカレーは出さないと決めた、と。
なんだかちょっとしたことなのですが、大事なことだなって思いました。
震災から少し経って、被災地の人も「わがまま」になってきている…なんて話も聞きます。中には本当に、そういう人もいるでしょう。しかし、食事とか安眠とか、生理の根っこにあるものへのストレスって、本当にキツいと思います。ちょっとした気付きとか気遣いで、それが低減できるんだなと感じさせられました。
なお、「じゃ、何が食べたい?」と尋ねたところ、多かった回答が「ヤキソバ」だったそうです。それも、ソース味の濃いやつ。若い人ではなくお年寄りからも挙がった要望だったので、驚いたと言っていました。
早速自衛隊に在庫の確認をしたのですが、そうした生麺的なものは無く。思い切ってその日のうちに支援金から発注して、翌日にはヤキソバを届けたそうです。ちょっとした贅沢になってしまったけれど、それくらいは許されますよね。